黄昏(たそがれ)とは、日没後、西の空に夕焼けの残りの赤さが残る時間帯。夕暮れの人の顔の識別がつかない時「誰そ彼(そこにいるのは誰?」と尋ねる頃をいったことから「たそかれ」→「たそがれ」→「黄昏」となったそうです。
日本人の平均寿命が延び100歳まで生きるのも夢じゃない…という時代になりましたが、やはり、60歳を過ぎると人生の黄昏を感じます。なのに・・・お題「初恋」とでました。
十代のころ何を思っていたのか・・・? 記憶の底の底から無理やり引っ張り出してきたものが
「君が住む町へと続く路地裏を「真珠の小道」と呼びし十代」
恋に恋する13~14歳のころ、そのころなりに胸がキュンとなる出会いがありました。お相手の住む町は我が家の前をずうっと行った先の先。その道は決して美しいわけでもないのに恋する少女の目には街路灯が真珠の首飾りのように見えたのです。キーンと冷えた冬の夜、何かの拍子に家の外へ出ることがありました。ふと振り返ってみた「君が住む町」の方向には冴え冴えとした月明かりの中に街路灯がぼんやり見えました。少女のころの景色がまざまざと目に浮かび、遠くまで来たものだと我が身を顧みています。短歌を作るとは、昔のことを必死で思い起こし頭を使う作業でもあるのだなあと思いました。
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